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1997年9月13日、パリにて、ABC『20/20』のバーバラ・ウォルターズのインタビューに答えるマイケル。
ヒストリーのツアーでヨーロッパを巡っていたマイケル。この月の初め、ダイアナ妃の事故があり、彼女の死を告げられたマイケルは、実際に失神するほどショックを受け、とても歌える状態ではなかったため、その日予定されていたベルギーでのコンサートは延期されました。 このインタビューの当日、マイケルはダイアナ妃の葬儀に出席。世界中が衝撃から覚めやらぬ時期、マイケルの悲痛な表情や口調からも、打ちのめされた様子、ショックの大きさが分かります。 ダイアナ妃や自分だけでなく、弱い子どもたちまで餌食にしようとする残酷なゴシップ紙の現実など、つらい話が続きますが、最後に、当時0歳のプリンスくんの子育ての話をふられると、マイケルの表情は一転して笑顔になります。ダンスさえ飛び出し、プリンスくんのことを思い出しているのか、つかの間、本当に嬉しそうです。 >> 続きを読む >> (Barbara Walters ナレーション): 先週はじめまで、世界で最も写真に撮られる人物といえば、ダイアナ妃とマイケル・ジャクソンでした。いまや一人だけとなった彼が、監視下で生活するとはどういうものなのか語ります。4年前、少年に対する虐待の疑惑が持ち上がって以来、彼はよりいっそう追い掛け回されてきました。ところで、ロスとサンタバーバラの地方検事局に問い合わせたところ、現在、マイケル・ジャクソン氏に対して係争中の案件は1件もないと分かりました。 マイケル・ジャクソンはインタビューを受けることに対して大変シャイな人なのですが、ダイアナ妃の葬儀に参加した帰りに、私は彼にパリで会い、パパラッチと、ダイアナ妃との個人的な思い出について話しました。 パパラッチの話題になると、マイケルは、ダイア妃との強い絆を感じたと話します。 ジャクソン5のなかで一番幼かった小さな子どもの時から、パパラッチは彼の生活の一部でした。彼は30年間スーパースターをやってきました。現在39歳、彼は世界中で歌い踊り続けていますが、パパラッチは世界中で彼の後を追跡します。彼は現在ヨーロッパ・ツアー中で、この5ヶ月間で200万人の観客の前で公演を行いました。ダイアナ妃の死の夜、マイケルはコンサートをキャンセルしましたが、直近の2公演を彼女に捧げました。彼はあえて、彼女の親友だったふりをしようとはしませんでした。彼女はファンだったのです。 Michael: 彼女にはじめてお会いしたのは・・・ロンドンのコンサートです。彼女はとても親切で、愛情深く、とてもスウィートでした。 「二人で何を話したの?」 Michael: 僕は『ダーティ・ダイアナ』という曲を書いた。ダイアナ妃のことじゃないんだ。それはある種の女の子たちのことで、コンサートやクラブでぶらぶらしてるような、ほら、自分たちのことをグルーピーって呼んでるような。 「グルーピーね」 Michael: 僕は人生ずっと彼らと一緒だった。ああいう女の子たちは・・・バンドのために何でもするんだ、分かるでしょう、思いつく限りどんなことでもね。それで、僕は『ダーティ(=汚い)・ダイアナ』を書いた。でも、ダイアナ妃への敬意を表して、僕はショーからその曲を外したんだ。彼女は僕に、『ダーティ・ダイアナを演奏しますか?』、それで僕は、『いえ、あなたのためにショーから外しました』。彼女は、『ノー!演奏してほしいのです、歌って下さい、あの曲を』。 「彼女はユーモアのセンスをお持ちだったのね」 Michael: ええ、もちろん。そして彼女は、僕に会えて光栄だとおっしゃって、僕も言った『お会いできて光栄です』。 「どんなふうに彼女の死を聞いたの?」 Michael: ・・・僕は起きて・・・医者がその知らせを僕に聞かせた。そして悲しみで倒れそうな感じがして、泣き出した。痛みが・・・内側の痛みを感じた、お腹と、胸に。それで、僕は『耐えられない・・・あんまりだ』。僕は個人的に彼女を知ってたんだ。それから、天に向かって、僕は『もうひとつのやつが来る・・・本当にすぐに・・・来るのを感じる・・・次が来る・・・もうひとつがやって来る、それは僕ではありませんように・・・お願いだから、僕じゃありませんように』。そして、マザー・テレサがやって来て・・・ 「あなたはサイキック・・・それはあなたが言っていること?」 Michael: そんなこと言いたくはないけれど、そうしていたんだ。 「あなたは、(悲劇に巻き込まれたのは)もしかしたら自分だったかもしれないと?」 Michael: イエス。僕の人生はずっとそういう生活なんだ。タブロイドやその類のプレス・・・あんなの報道じゃない、タブロイドやパパラッチとかそういうもの。隠れたり逃げたりしながらの生活だ。彼らがいるとその道は進めない、こっちに行くふりをしてあっちに行くとか。『止まれ!この人にはプライバシーがある!そこにあなた方が入ることは許されていません!』って、誰かがちゃんと言うべきだ。僕は公園を散歩することも出来ないし、買い物に行くことも出来ない。あなたには分からないでしょう・・・部屋に隠れていなくてはならない、まるで刑務所にいる気がするよ。 「一番図々しいのは何?最悪なのは何?」 Michael: 連中はいつもそう。彼らはどこにでもものを隠す。トイレの下に機械を滑り込ませたり・・・チック、チック、チック・・・そして『オー、マイ・ゴッド!』ってことになるんだ、彼らはずっとそういうことをやってきたんだ。 「あなたがこのホテルに入ってくる時に、帰る時もそうだろうけど、キッチンを通って来たわね」 Michael: もう何年もそうしてる。どこのロビーでも、僕は正面ドアを見る機会なんて全然ないよ。全然ね。 「パパラッチと競争してみたことはある?」 Michael: 彼らと競争を? 「そう」 Michael: 連中はついてくるんだ。彼らはスクーターに乗って追いかけて来る、ブルーン、ブルーンって。 「あなたの前に割り込んでくるの?」 Michael: そう。僕は運転手にこう言わなきゃならない、『スピードを落として』。僕は飛び上がって言うんだ、『もう少しで僕らを殺すところだ』、僕は『スピードを落として』。何度もこれを繰り返してきた。『僕らを殺そうとしてる』。そして彼は車を飛び出して外の連中に大声を出すんだ。 「あなたのアルバムやコンサートが売れるのは、宣伝広報があればこそだという議論もあるわね。それがあなたの望みだと」 Michael: ある意味ではそうだね。 「でも、あなたは常にはプレスをコントロールすることは出来ない。すべて認めるわけにはいかない。彼らを何度も何度も受け入れることは出来ないし、ある時点で、締め出さなければいけないわね」 Michael: そうだね。 「それはどんなふうに?何が境界線?」 Michael: やり方だよ。やって良いことと悪いことがある。こんなふうには言っちゃいけない、『彼は動物、彼は・・・』、言うべきじゃないよ、『彼はJacko』。僕は『Jacko』じゃない、ジャクソンだ。 「そう呼ばれるとどんな気分?」 Michael: あぁ、『Wacko Jacko』(=欧米のゴシップ紙が使う俗語。「キモいジャコ」みたいな感じ)、そんなのどこから出てきたんだい?イギリスのタブロイドだよ。僕にはハートがあるし感情もある。そんなふうに呼ばれて、いい気分のはずがないでしょう。そんなことやっちゃだめだよ。僕は『変人』じゃないんだから。 「あなたが注目を集めるためにわざとやっているというようなことを言う人もいますね」 Michael: いや、そんなことはしてない。 「仮面・・・謎めいた振る舞いを」 Part.2 に続く |
なんか消耗しました
消耗するインタビューでした。 全部読み終わった時フーって溜息ついちゃいました。 バーバラ もうちょっと温かいとこもあってもいいと思うけど。 ダイアナ妃
ツアーの真っ只中ということもあって、マイケルも普段以上に痩せているのか、げっそり気味にも見えますね・・・なんといっても、世界中が大ショックを受けた、まさにその葬儀当日なので、さすがにナーバスな表情です。
バーバラ・ウォルターズは、でも、けっこう真意は優しいというか、マイケル擁護の立場だと思います。少なくともこのインタビューに関しては。攻めているようで、実はマイケル側の言い分を慎重に引き出してる。 でも、ダイアナ妃の悲劇や、マイケルが自分の子どもたちを持ったこの時期、私は高校生くらいでしたが当時のこと思い出します・・・プレスの狂乱っぷり、今でも恐ろしくなります。 コメントありがとう!
| 管理人 | 【2010/01/23 02:37】 TOP▲
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