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| | 【2024/04/26 22:28 】 TOP▲
2005年2月、Geraldo Riveraによるインタビュー。Part.4
Part.3 からの続き Part.4 ピーター・パン症候群?ジャネットのポロリ事件。与える喜び。



GR: 映画『Finding Neverland(邦題『ネバーランド』、ジョニー・デップ主演)』はご覧になりましたか、あるいは、『ピーター・パン』の著者J. M. Barrieについて読んだことは?
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Michael: バリ氏に関しては僕はたくさん知っている、僕はずっとずっとずーっと長年彼のファンなんだ。

GR: 彼もあなたと同じようにロッキーロードを持ってたよね、でもこの話に深入りするのはやめとこう。ネヴァーランド作りのいきさつを聞かせてよ。つまり、この場所──ネヴァーランドは2つある、いや3つのネヴァーランドがある。ピーター・パンのネヴァーランド、マイケル・ジャクソンの心のなかのネヴァーランド、そして実際にあなたが作り上げた、私が訪ねた時にはあなたが都心の子どもたちを招待していた実際のネヴァーランド。どうしてその場所を造ったの?

Michael: 僕はネヴァーランドを自分自身や僕の子どもたちの自宅として造ったんだ、単純に。ほとんど無意識にそうなったんだし、さっき言ったように、僕がどこに行けると?つまり、難しいでしょう。僕は自分のままで外に出かけようとしてきたけれど、警官につかまってこう言われる、「変装しなさい!それからうちの妻にサインをして下さい!」 彼らはこう言う、「どうしてボディガード無しでこんな所に出てくるんだ?」 僕には無理だ。たまにはやってみるよ、でもとても困難なんだ。

GR: でも、あなたはお子さんを持つ以前にネヴァーランドを手に入れた、それは自分のためだったの?珍しい動物たち、そういうのはマイケル・ジャクソンのため?

Michael: 僕のためであり、他の人たちと分かち合うためだ。それは、僕が幼い頃に体験出来なかったことをするチャンスを与えてくれた。僕たちは映画館には行けなかった。ディズニーランドにも行けなかった。僕たちはそういった楽しいことが体験出来なかったんだ。僕たちはツアーをしてた。ハードに働いていた。でも僕たちはそれを楽しんでもいたんだよ、そして、(ハードワークのおかげで)僕はゲートの内側に自分の好きな世界を丸ごと持てるようになったんだ。

GR: バリのように、あなたはこの空想的な世界を造った。あなたは、成長してそういう「マイケル」から脱するのかな?ラマを飼ってるとか、汽車ポッポや乗り物を持ってるといったことを、バカみたいだ、なんて考えたことは?

Michael: もしそう考えるのなら、それは神のことをバカみたいだと呼んでいるんだ。神はすべてのものを素晴らしく、そして小さく作られた。フェラーリや飛行機やヘリコプターを持ってる人もいて、何でもいいけど、そこに至福の喜びを見出す人もいる。僕の喜びは、与え、分け合い、シンプルに純粋な楽しみを持つことなんだ。

GR: あなたの家。すべてはネヴァーランドの壮麗さのためだ。あなたの家はいたって慎み深いね。それにあなたの個人的なスタイルも。例えば、私はひとつも宝石を見てないな。マイケルです!って感じの大きなダイアモンドのようなものを持たないようになったのはなぜ?

Michael: 僕はそういう点では慎み深い。もしも僕がそれを付けていたとしても、たぶん、「ワォ、あなたのネックレス素敵」って最初に言った子にあげてしまうだろうね。僕が育ってきた中でのスター、サミー・ディヴィスやフレッド・アステアやジーン・ケリー・・・もし僕が、彼らの身に付けている物が好きだったら、もし僕が単純にこう言ったら、「あなたの着てるそのシャツ素敵」、彼らはそれを僕にくれるだろうね。それがショー・ビジネスの特色なんだ。手渡すんだ。

GR: ギラギラのメディアの注目にもかかわらず、それから私が以前訪れた日でさえも、あなたは都心の子どもたちを招待していましたね、そこに子どもたちを招くのはどういうものなの?

Michael: 僕は8回以上世界を旅してきた。僕はコンサートと同じくらい、病院や施設を訪問する。でももちろん、そういったことは(プレスからは)カバーされない。僕がなぜそういうことをするのかは、報道範囲じゃないんだ。僕は心からの気持ちがあるからそうしているんだ。街なかの子どもたちには、山を見たことがない子や、回転木馬に乗ったことがない子や、馬やラマを見たことのない子たちが大勢いる。だから、もし僕が門を開いてそういった喜びを目にすれば、子どもたちからは歓声や笑いが溢れて、彼らは乗り物に走って行き、僕は「ありがとう、神さま」と言う。僕は神のお許しの笑顔を勝ち取ったような気持ちがするんだ、他の人たちに喜びや幸せをもたらすようなことをしているとね。

GR: ところで、あなたは兄弟姉妹と仲が良いよね?彼らに何か起こったら、あなたにはどう影響する?──ジャネットのスーパーボウルでのことのような。兄や視聴者としての反応を教えて。

(注・・・全米で多くの人が視聴するスーパーボウルのハーフタイム・ショー、生放送のパフォーマンスで、ジャネットの衣装の不具合により、胸が露出してしまうという放送事故があった。運悪く、ジャネットが乳首にピアスしていることまで見えてしまい、色んな意味で衝撃だったため、「わざとじゃないのか」とか「事故だとしてもマズイ」と、ジャネットのみならず放送局の責任なども含め、各方面から叩かれたりネタにされたりした。)

Michael: オゥ、僕は自分の妹のことは言えないよ。愛がある。実際、それは僕もちょうど見ていたんだけど、僕は(その場面は)見ていなかったんだ。僕は友達の家にいて、Ron Burkleと映画シアターにいて、大きなスクリーンだったんだけど、僕は見てなかったんだよ。僕は翌日になってその論争を聞いて、「そんなの本当じゃない」と言ったんだ。僕は見てさえいない。

GR: その論争は誇張され過ぎていると思う?ジャクソン絡みの現象なのか、それともこの国の我々の時代の社会への証なのか、どう思う?

Michael: 興味深い仮説でもあるね。両方だよ。答えるのは難しい。どちらかひとつだとは答えられないよ。

GR: 彼女に電話して「小さなことで心配するな」と言った?

Michael: こんなふうだよ、強くいよう。これもすぐ過ぎていくよ、心配ないよ。僕はもっと悪いことも見てきたんだ。ジャネット、君は若いから覚えてないかもしれないけど、僕は前に、オスカーでDavid Nivenが出てるのを見たよ、そこに裸の男が走り込んできて、(GR:覚えてるよ(笑))全速力で走り回った。彼は自分一人でそれをやったんじゃないんだ。それは計画的で、でも誰も──彼らはそのことについてあまり言わないのさ。僕はただそう言うよ。あれは世界中に生放送だったからね。

GR: 言わせて・・・

Michael: 翌日にはジョークになってた。

GR: (この件には)「ジャクソン要素」があると、私は思うよ。この件では・・・

Michael: 言ってやってよ!さぁ言って!

GR: ・・・問題が誇張されてると、私は思う。ジャクソンだから、という部分があるように、私は考えているね。

Michael: ありがとう。

GR: それで、あなたはこのレコードのなかで前に進もうとしている、この先をどのように考えてる?僕たちはこれをラジオで聴くことになって、人々が支援金を送ってくれて、それはインド洋地域の子どもたちに届けられることになるのかな?

Michael: ぜひそうなればいいね。

GR: ねぇ言ってみて、寛大な行い、その慈悲深さは、あなたをどんな気持ちにさせる?時々、私は思うんだ、人生の中では、受け取るよりも与える方が良い気分だ。あなた自身の人生でのその仕組みを説明して。

Michael: これはただの思いだよ。僕は心理学でどうだとか、そういうことは知らない。僕はただ何でも一生懸命仕事するのが好きなんだ。一緒にまとめ上げる。苦労して作って、そして人々と共有して、それをみんなに好きになってもらうこと、僕はいつもみんなが気に入ってくれるように、と祈るんだ。それが、アーティストとしての僕に大きな満足を与えてくれることなんだ。



Part.5 に続く 
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| 発言、インタビュー/音声あり | コメント(0) | トラックバック() | 【2005/02/05 00:30 】 TOP▲
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