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2005年2月、Geraldo Riveraによるインタビュー。Part.5
Part.4 からの続き Part.5 エミネム問題。係争中の裁判に関するマイケルの声明。



GR: 「ジャクソンのプロジェクトは失敗だ」とか、あるいは「偶然だ」と人々が言うことは、プロとして個人として、あなたを苛立たせるかな?たとえば、あなたのコンピレーション盤『ナンバー・ワンズ』、750万枚売れてる。プラチナ×4とかそういうものだと思うんだけど。それでもなお、少なくとも音楽ビジネスのなかには、このように言う人もいる、あなたが──ほらつまり、ヒットしなかった、とね。
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Michael: どのプロジェクトのことを言ってるのか分からないんだけど・・・『ナンバー・ワンズ』は成功だったと思うけど・・・それはネガティブ・ニュースのせいだよ。扇情主義の方が、ワンダフルなポジティヴ・ニュースよりも売れるみたいだね。みんなゴシップを聞きたがる。僕の過去直近の8枚のアルバムはすべてチャートのナンバー1に入ってる、で、人々はセンセーショナルに作り上げられたでっち上げ話や噂を好むこともあるんだ・・・

GR: あなたの感情は傷つく?大声で叫びたくなるかい、「ヘイ、待ってよ、ナンバーをチェックしてよ!」

Michael: 人間のなかにある共通点なんだ、それは僕は好きじゃない。それは一部で、でも人間には美しい面もある、そうでしょう?

GR: エミネムにはないな。その話をしてたんだ。私が思うに、あなたは言うべきだよ。でしょう?

(注・・・エミネムは、過去にインタビューでマイケルのアルバム『インヴィンシブル』のことを「断然、2001年のベスト・アルバム」と言ったこともある。ところが、裁判期間中という大変な時期に、エミネムは明らかにマイケルをネタにし、コケにする表現のビデオをリリース。こういったやり方は「エミネムらしい」下らないいつものやり方だが、世論や裁判に対する影響への懸念から、ファンがこのビデオをオンエア・リストから外すようTV・ラジオ局に求めたり、マイケルをサポートする側のメディアが自主的にリストから外すなど、波紋が広がった。)

Michael: それで、どんな質問?

GR: スティーヴィー・ワンダーが言ったんだけど、彼は誇張しているし、あるコミュニティが別のコミュニティを「ディス」することで金を稼ぐなんてことはいかに無作法なことか、ある意味それは差別主義だ、そして、私はこう言ってきたんだ、太字で強調してね、そんなものは偏狭な表現だ、とね。あなたはどう傷ついたか、それについてどう感じているか言ってみて。

Michael: 僕はミスター・エミネムにお会いしたことは一度もないけれど、僕はいつも(アーティストとして)彼には感嘆してきたし、そんなふうにアーティストが別のアーティストを扱うなんてものすごく痛いよ、悲しいことだよ、僕はスティーヴィー・ワンダーが言っていることが正しいと思うから。僕はもうこれ以上言いたくはない。彼(エミネム)は自分がしていることを恥ずべきだ。スティーヴィーは言ったんだ、彼はbulls***だ、と。彼はこの言葉を使ったんだ。そう彼が言ったんだ。僕はそんなことは言わない、スティーヴィーが言ったんだ。スティーヴィーはアメイジングだよ。彼は世界一愛すべき人の一人だよ。

GR: スティーヴィーがそう言ったし、彼はbulls***だ。で、スティーヴィーがそう言ってくれた時は、おそろしく頼もしいような感じがしたんじゃない?兄弟の愛をそこに感じた?

Michael: スティーヴィー・ワンダーが大好きだよ。僕にとっては、彼は音楽の予言者なんだ。つねに彼が好きだ。多くの人がスティーヴィーを尊敬してるし、彼はこの世界、この業界の中で強力な実在だ。彼が話せば人々は耳を傾けるから、エミネムがやってることには分が悪いよね。僕は人生ほとんどアーティストとして過ごしてきて、後の世代のアーティストを攻撃したことは一度もない。偉大なアーティストはそんなことはしない。そんなことはしてはいけないよ。

GR: ジャネットの大失敗と、それに対する過大反応についてさっき私は言ったね。もう一度聞くけど、彼は、「あなたがマイケル・ジャクソンだから」、まんまとやってのけることが出来ると思って、そんな理由だけでこういうことをしたと思う?

Michael: そうだね、でもそんなことでは僕は痛まない。バカバカしい。小学生みたい。彼は楽しみを持ってくれればいいのにと思うよ・・・

GR: プープー(うんち)・ジョークみたいだね。でもあなたの心は傷つくし、子どもたちに見せたくはないよね。

Michael: オゥ、彼らが見るなんて絶対にいやだよ。それはイヤだな。

GR: 最後に、私たちは注意深く事件を避けていて、この係争中の事件については少しも話さなかった。あなたは発言禁止令の下にある。あなたは裁判所から声明を読み上げる許可は与えられているんだよね。私はこのインタビューをこんなふうにしめくくるのはイヤだけど、でも、もしもあなたが声明を読み上げたいのなら、とても重要なことだと思うよ。

──カメラに向かい声明を読み上げるマイケル。

Michael: この2週間、私に関するおびただしい量の醜悪な、悪意ある情報がメディア上に流されてきました。明らかに、この情報は、私の弁護士や私自身が一度も出廷していない大陪審議事録の写しからリークされたのです。その情報は不快極まるものであり、誤りです。

数年前、私はある家族をネヴァーランドに招き入れ、そこで過ごすことを許しました。ネヴァーランドは私の自宅です。私はこの家族を自宅に受け入れたのです、なぜなら、彼らは私に、息子は癌を患っていて、私の助けが必要なのだと言ったのです。

何年もの間、私は、何千人もの病気や苦しんでいる子どもたちを助けてきました。

これらのイベントが、私の家族や、私の子どもたち、私自身に対する悪夢を引き起こしました。私は二度と再び、このような攻撃され易い位置に自分自身の身を置くつもりはありません。

私は自分のコミュニティを愛していますし、私たちの正義のシステムに大きな信念を持っています。どうか、オープンな心を保ち、法廷で私の日を迎えさせて下さい。私には、他のどのアメリカ市民とも同様に、公正な裁判を受ける権利があります。真実が告げられれば、私は無罪となり、潔白が証明されるでしょう。

GR: マイケル、何か他に言っておきたいことはあるかい?

Michael: いや別に・・・イエス。僕はただ、皆さんに、僕の家族と僕のことを祈っていてもらえたら、そうしてもらえたらとても良いね。ありがとう、ジェラルド。
【END】
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