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| | 【2025/01/31 02:03 】 TOP▲
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アルバム『DANGEROUS』のリリースから、すでに丸1年以上が経過した93年2月にシングルとなった『GIVE IN TO ME』。アメリカでは、『WHO IS IT』の記事で詳しく述べた経緯のために、この曲は一般にシングルリリースはされませんでしたが、当初は他国同様にシングル候補だったので、プロモ盤(カタログNo. XPCD 258、内容はエディット+インスト)のみが存在します。
というわけで、アメリカのチャートには記録無し。UKチャートで2位まで上昇、ニュージーランドとジンバブエでナンバー1を獲得しています。 ジンバブエ、最高! この曲では、特にリミックスは作られておらず、カップリングには、ロック調の過去のヒット曲(オリジナル音源のリマスター)が選択されています。ジャケ写には各国盤ともに、スラッシュ×マイケルの臨場感あるステージのショット。 >> 続きを読む >> 日本盤・8cmシングルCD マイケル・ジャクソン ギヴ・イン・トゥ・ミー ( 4988010712518 / カタログNo. ESDA-7125 ) 1993年4月1日リリース 税込み定価 ¥800 1. GIVE IN TO ME [Vocal Version] (4:44) 2. DIRTY DIANA [Edit] (4:41) 特にどうというわけではないのですが、久しぶりに、「全然マキシではない」8cmのCDを出してみました。とは言っても、これは私自身は買っていないので偉そうな評論はできません、アマゾンに大変詳しいレビューが掲載されているので、8cmコレクターの方はそちらをご参考に。別のコレクターってワケじゃない人は、曲目的には、苦労してまでこのCDを探す必要はないかと思います。 それにしても、日本の洋楽CDって、しばしば当のアーティスト自身がキョトンとしてしまうような「売り文句」やら「邦題」やらといった、「独特な添加物」が付く「帯」文化なわけですが、このCDはそのあたり、極めて控えめです。『今夜はギブ・イン・トゥ・ミー』とかにされていないし・・・! ちなみにジャケットには、こんな「口上」が書いてあります。(原文のまま) 「メガ・ヒット・アルバム『DANGEROUS』からのエキサイティングな第7弾シングルは、ガンズ・アンド・ローゼズのスーパー・ギタリスト、スラッシュとマイケルの火花散るかけ合いが聞けるこのナンバー!」 ヨーロッパ方面では、7mmの厚さのスリム・ケースに入った「マキシ・シングル」として、こちらの盤が登場。 オーストリア盤(UK・ヨーロッパで流通) Michael Jackson GIVE IN TO ME ( 5099765894622 / カタログNo. 658946 2 ) 1993年2月リリース 定価 ? 1. GIVE IN TO ME [Vocal Version] (4:43) 2. DIRTY DIANA [Album Version] (4:52) 3. BEAT IT [Album Version] (4:17) オススメ指数(※2010年現在、中古盤を買う場合。管理人の独断でズバリ言うわよ調べ) 収録内容充実度・・・★★★☆☆ ジャケ買い度・・・★★★★★ スラッシュもカッコいーなー!あいかわらず顔見えねーなー! レア度・・・★★★☆☆ 数的にはややレアな気もしますが、需要がそれほど多くないので、プレミア化はしていない。 価格・・・上がるでもなく、下がるでもなく、定価並み。 総合点・・・★★★☆☆ 各時代の大ヒット曲を3トラック、ギターをフューチャーした名曲セレクションです。ギター小僧どもにはたまらない1枚。 ちなみに、欧州盤は基本的にはこの3曲構成の盤が流通していて、私の知る限り、他に大きく違った内容の盤はありませんが、「カタログNo.658946 2」の盤では『GIVE IN TO ME』が「Vocal Version (4:43)」で、「カタログNo.659069 2」の盤では「Album Version (5:26)」だったりと、ごく細かな点では異なる盤が存在します。 私の知る限りでは、ピクチャー・ディスクは無くて、銀色のディスクに事務的に文字が印刷されているタイプの、ごくそっけない盤が普通です。ロックですねー!(?) 「うちのは美麗ピクチャー・ディスクだぜ!」って人いたら、ぜひ教えて下さいね!羨ましがります。 というわけで、『GIVE IN TO ME』の、全・公式ミックスは以下。 Album Version 7" Vocal Version Instrumental のミックスが、アルバム『DANGEROUS』及び、上で紹介している諸々のシングルCDでコレクトできたトラックです。基本的にはオリジナル1本。シンプルすぎて、うーん、何か面白い小噺でも、無理にでもしなくちゃいけないような強迫観念にかられますが(笑)・・・何も出ないなぁ、スラッシュ!何か喋って! Slash: 彼はとんでもなく優れたエンターテイナーで、完全に自然体だ。マイケルは、俺が今までに出会ったこの手のタイプのアーティストたちの中で、唯一本物のアーティストだと思ってる。俺はジャクソン5を聴いて育ったし、『ダンシング・マシーン』が大好きだったのさ。 マイケルと俺はもう長いこと友だちだから、彼は俺がやりたいようにやらせてくれる。基本的な曲調に合わせて即興演奏して、その場で編集する。時々、俺は自分の演奏がどんなふうに編集されるのか怪しむけど(笑)、いつも、素晴らしく仕上げてくれるね。 それから、マイケルには、皮肉まじりの抜群のユーモアのセンスがある。で、人は俺にいつも、『彼は変わり者なの?』と聞いてくるんだ。 まぁ、彼は人とは違うさ。でも、俺は音楽業界で育ってきたから、変わってるというのがどういうことなのかよく分かってるし、マイケル・ジャクソンとの仕事が、他の地味なロックンロール・バンドとの仕事とは異なるってことは認めざるを得ない。以前、マイケルの曲のレコーディングに行った時、彼はブルック・シールズと一緒にやって来た。俺は片手にタバコ、もう一方の手にジャック・ダニエルのビンを持って、ギターを首からぶら下げてたのさ。でも、マイケルは気にしなかった。俺のやり方と彼のやり方は違うけど、彼に合わせる必要はなかったのさ。彼は俺のありのままを受け入れてくれる。(雑誌『VIBE』、1995年6月号・7月号) なるほど~。キング・オブ・ポップは、あれでけっこう常識的に気ぃ使いますからね。『GIVE IN TO ME』の共作者でもあるBill Bottrellは、次のように話しています。 Bill Bottrell: 2,3の曲のために、スラッシュがやって来た。面白いことに、そのセッションにはアルコールは無し、ドラッグやシガレットもまったく無し、だった。たった一人、タバコを吸うクルー・メンバーがいたんだが、彼は吸う時は外に出なくちゃいけなかった。でも、スラッシュが来る時、MJは分かっていたんだ、それも彼の一部なんだってことをね。彼は言ったよ、『彼にアルコールでもシガレットでも、必要なものは何でもやらせてあげて』。それで私たちは、ヒット・ファクトリーの中にもう一つ部屋を設置して、で、スラッシュは自分の側の人間にリストを送らせた・・・その日の飲み物は、ジャック(・ダニエル)とコーヒーだったな、正確に思い出すとすればね。 |
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