× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
| | 【2025/01/16 03:06 】 TOP▲
|
>> 続きを読む >>
ライフといえば、写真報道の分野での超有名誌。アメリカでは、有名人に赤ちゃんが産まれると、どこの雑誌がいわゆる「EXCLUSIVE」=独占取材としてベイビーの写真撮影を許されるかというのがよく話題になったりします。マイケルは、LIFE誌のカメラマンを1993年と1997年の2度、ネバーランドのプライベート空間に招き入れました。目のなかに入れても痛くない第一子プリンスくんの撮影を許していることからも分かるように、マイケルはLIFE誌に対しては、かなり信頼を置いて取材を受けていたようです。
トリビュートとして出たLIFEには、ペーパーバックのものとハードカバー装丁のものがあり、ペーパーバックでは邦訳版も出ているので、英語が苦手な方にもオススメです。80ページの内容はいずれも同じです。 本国アメリカのアマゾンでは、ユーザーのレビューで「LIFEにしては写真の質がイマイチ・・・」という声もけっこう目立ちますが、それだけ元々の期待が大きい権威ある雑誌ということなんでしょうか。日本のレビューではほぼすべての人が満点を付けていますし、誠実さが感じられるのでミラも文句なく五つ星! (97年、プリンスくんの食事の世話をするマイケル。ネバーランドの超プライベート空間に招かれたLIFE誌のカメラマン、ハリー・ベンソン撮影。) 『EBONY』の追悼編集も熱い良い内容でしたが、『LIFE』は、よりジャーナリズムの冷静さを保ちながらも、「確かにそこにあったマイケルの幸せ」を、ウソのない写真を通して伝えてくれます。 大勢の家族や友達に囲まれて、しばし「ポップ・アイコン」であることを休憩して、賑やかに笑っているマイケル。その一方で、広大でカラフルなネバーランドのなかで、ポツンとひとり佇むマイケルの写真を見て、多くの人はどこか「寂しそう、孤独」といった印象を持つかもしれません。でも、本当はそれもまた、マイケルなりの「平穏」「幸せ」だったんじゃないかな。 表紙を開いたところに、流れ星みたいに走っていく少年時代のマイケルが載っています。『Gone Too Soon』の歌詞をそのまま写真にしたような、印象的なセレクトです。色々あって、大変な人生だったね。でも、本当によくやったよね。ご苦労様でした。今はまだ悲しいけれど、あなたの偉業と幸せを、みんな、ずっとずっと思い出すことでしょう。LIFEの力強い写真たちの1枚1枚が、そう言っているように感じます。 |
|
|