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| | 【2025/01/15 19:57 】 TOP▲
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本の分野で正規に「マイケルの作品」と呼べるもの、つまりマイケル・ジャクソン本人が著者として出している本には、自叙伝『Moonwalk』と、詩・写真集『Dancing the Dream』の2冊があります。
『Moonwalk』の初版は1988年、『Dancing the Dream』の初版は1992年で、どちらも当時、日本語翻訳バージョンが出ました。 (『ムーンウォーク』田中康夫・訳、『ダンシング・ザ・ドリーム』湯川れい子・訳。元の英語で味わうのが一番だと思いますが、翻訳の質も好評だったように記憶しています) 毎度偉そうなことを書き散らしておきながら、実はミラは、この超重要な2冊を今まで自分で持っていませんでした。というのは、ファンになりたてだった92年当時、ミラはまだ小学生で、とても欲しかった本でしたが、日本語版『ダンシング~』は定価が4000円くらいと高く、自力で購入出来ませんでした。今と違って、ネットで洋書を簡単に注文できる時代でもありませんでした。ようやくお小遣いが溜まった頃には、すでに絶版となっていて、悔しくて図書館で借りて詩を暗記するくらい愛読したものです。『ムーンウォーク』も図書館で読みました。「愛は所有することじゃないんだね」という、マイケルの歌詞の言葉を苦々しく噛み締めながら・・・! 今年、こんな機会でというのは本当に悲しくてなりませんが、ひとつの作品としての『Dancing the Dream』ファンとしては、再販をずっと期待していたので、ようやく手に取ることが出来て嬉しい。マイケル、この本を手に入れるのに、ミラ17年かかったよ!w 個人的に想い入れの深い1冊ということもあり、今日はこの本をご紹介します。 >> 続きを読む >> 92年の初版『Dancing the Dream』は、表紙カバーが「『ブラック・オア・ホワイト』のブラックパンサー・パートのマイケル、スポットを浴びてあのポーズ」のショットでした。 新しい再販版の表紙カバーは、なぜか大幅にデザイン変更が加えられていて、旧表紙を見慣れていたミラたちはちょっと戸惑いました。「あれ?違う本かな?」って。 基本的には同じ本の再販です。出版社も同一です。 表紙写真が赤ジャケのものに変更された理由はよくわかりませんが、中身の内容は旧バージョンと大きな変更はないと思います。カバー裏表紙やカバー折り返しの部分に、旅立ってしまったマイケルへの追悼メッセージ(マドンナやジャスティンなど)や、「1958-2009」といった追悼文言が加えられているので、そういう点で92年の初版本と違います。 『Moonwalk』は自叙伝でしたが、この『Dancing~』は、マイケルが書いた詩と、デンジャラスの時期を中心とした写真、そして美しい絵画・イラスト(これはマイケルが描いたものではなくて、マイケルがコレクションしたものや、この本のために描かれたもの)で構成されています。 詩とエッセーはどれも美しく、「僕のあたまの中は実はこんなふうになってます」という感じです。うーん、ミラの言い方はすごく変だと思います。マイケルほど賢くないので上手く言葉で表現出来ませんが、とにかく、彼のクリエイションの秘密が詰まっています。音楽やダンスへの献身、神さま、自然、宇宙、子どもたち、魔法・・・マイケルがひたむきに追い求めたたくさんの「素晴らしいもの」、それらをみんなで一緒に体験しよう、そういうマイケルのオープンな気持ちが伝わってきます。 マイケルが子どもたちに本を読み聞かせているそのまわりをティンカー・ベルが飛び回っているこの絵は、マイケルの自慢の絵画コレクションのひとつで、ネバーランドの自宅に実際に飾られていたものです。 だからというわけじゃありませんが、本の世界とはいえ、自分も「ネバーランドに招待された超ラッキーなファンの一人」になったような幸せな錯覚に陥ることが出来ます。 パラパラと写真だけ見て「カッコいいな」と観賞するのも悪くないと思いますが、出来れば、言葉を味わってほしい1冊です。 (幸い、今はインターネット上にさまざまな情報があります。どうしても英語が苦手な方は、探せばこの本の訳文もきっと見つかるはずです。) さて、『Moonwalk』の方も、10月13日から再販版が出ることになっています。オリジナル・バージョンの、ジャクリーン・ケネディ・オナシスによる序文に加え、モータウンのベリー・ゴーディによる新たなイントロダクションが追加されるそうです。 マイケル!またもやお小遣いが足りなくなっちゃうよ!w |
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