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| | 【2025/01/16 12:13 】 TOP▲
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Part.3
Anthony: カナダのトニー、17歳からの質問。「曲を作るプロセスで、最初のコンセプトから最終的な完成まで、どのくらいかかりますか?」 Michael: ええっと(笑)・・・・・・ Anthony: (笑)いろんな状況があるから一言では言えないよね? Michael: うん、いろいろだね。それに僕の場合は、他のほとんどのアーティストとも違って、いくつも曲を作る。(1曲作るために)5、6、7、8曲とか10曲とか。それらも全部捨ててまた一からスタートしたりするから。僕には難しい質問だね。 >> 続きを読む >>
Anthony: それじゃ、アルバムで特定の1曲、例えば『Invincible』で、最初のインスピレーションから、「これだ、これがまさに求めていたものだ」と言えるまでにはどれくらいかかるのかな?
Michael: 『Invincible』自体が? Anthony: うん。 Michael: うーん・・・そうそう、覚えてるんだけど、僕たちはもっと革新的に・・・内輪の話だけどね、このアルバムのなかのたくさんの音はキーボードからの音じゃないんだ、ほら、機械には元々たくさんのプログラミングされたものが入っているけれど。僕らは出かけていって自分たちの音を作る。僕たちはものを探して、ものを叩いて、音を見つける、だから他の誰も僕たちと同じ音は出せない。僕たちは自らの手で作り上げるし、発見し、創造する。それが一番重要なことなんだ。パイオニアでいることが。革新者でいることがね。 Anthony: なるほど。では、デラウェアの Vernay の質問、「新しいアルバムに大満足ですが、僕は特に『Speechless』にはグッときました。この曲のインスピレーションは?」 Michael: 『Speechless』のインスピレーションは・・・僕は森でたくさんの時間を過ごした。森のなかに入って行って木に登るのが好きなんだ。僕の好きなことは木に登ることなんだよ。木のてっぺんまで登って、枝を見下ろす。そうするといつも音楽へのインスピレーションが沸くんだ。そこに二人の可愛い小さな子どもたちがいて、女の子と男の子で、すごく無邪気で、彼らはイノセンスの真髄みたいな様子で、その存在に触れるだけで僕は完璧に言葉を失うような気持ちだった。だって、彼らを見るたびに僕は神さまの顔を見てるように感じたから。彼らが僕に『Speechless』を書かせたんだ。 Anthony: 今の答えは次の質問にもつながると思うけど、「曲を書くときはどこにインスピレーションを求めるのですか?いろいろ違ったところから沸いてくる?」 Michael: 最高の曲はその曲自体が自ら書いたとでもいうのか、求めなくても、ただ降ってくるものなんだ。あとはほら、温めて卵を孵すとでもいうか。種を植えて、そのことは意識から取り去って忘れる、そして時が来れば、何かがやって来る。書き手の限界なんていう考えを僕は信じないね──あれは悪い言葉だよ。それを言う時、そういうことになるんだ。そんなものは存在しない。どの画家や彫刻家も、彼らは・・・彼らの最高傑作は、60代とか70代になって生み出されている。フレッド・アステアが最高のダンスをしたのは彼が70代の時だよ。ミケランジェロは60代、70代になって素晴らしい独創的な作品を創り出した。でも、音楽業界では偉大なアーティストなのにダメになってしまう人もいる、若い時から色々なクレイジーなことをやって、酒とか薬とかそういう、自分自身を虐待するようなことでね。そんなの良くないよ。良くないことだよ。誰かを傷つけるようなことは僕は言いたくないんだけど、でも、もっと自分の身体を大事にするべきだよ。 Anthony: 多くの人が自らダメージを食らっていることに気がついてきていると思いますね。最近は、そういったことを話す人も多いですし。 Michael: そうだね。 Anthony: Allen からの質問、「ロドニー・ジャーキンスはどうでしたか?彼とは2001年の新しいサウンドを作りましたね」。 Michael: 『2000 Watts』のサウンドが何? Anthony: 「ロドニー・ジャーキンスとの仕事はどうでしたか?プロデューサーとして、彼とは2001年の新しいサウンドを作りましたね」という質問。 Michael: 2001年?あぁ、あれは良い考えだったよ、うん。 Anthony: 一緒に仕事してみてどうでしたか。どんなふうに知り合って、どうコラボレーションすることになったの? Michael: 彼はハリウッド中、業界中で、自分の夢はマイケルと仕事することなんだって、みんなに言って歩いていたやつなんだ。それで、キャロル・ベイヤー・セイガーの家で──彼女は偉大なソングライターでいくつもアカデミーを受賞してるけど(注・・・『Off the Wall』時代から2000年代の曲まで、長くマイケルの楽曲に参加してきた)──彼女が言ったんだ、「前に一緒に仕事をした人で、ロドニー・ジャーキンスという名前なんだけど、あなたに会わせてくれって泣きつかれているの。彼に電話して、ハイ!って言ってあげてくれないかしら?」って。それで、彼はその日のうちにやって来て、「お願いです、あなたと仕事するのが僕の夢なんだ、2週間くれたら、僕が考え付く限りのものをお見せしますから」と言った。それで結局、一緒に仕事することになったんだ。 Anthony: 彼の印象は?彼はどのように作品に貢献したと思いますか? Michael: 彼の貢献は・・・彼は、僕が好きなのと同じ方法でクリエイトすることを愛しているね。でも僕はロドニーをプッシュしたよ。押して、押して、押して、彼を押しまくった。より革新的なクリエイトのためにね。よりパイオニアに。彼は真のミュージシャンだよ。彼は本物のミュージシャンで、とても献身的で本当に忠実だった。忍耐力がある。彼ほど忍耐のある人を他に見たことがないくらいだよ。いくら押して押しまくっても、彼は怒らないんだからね。うん、彼はすごいやつだと思う、ホントに。 Anthony: 大絶賛ですね。 Michael: それから、テディ・ライリーもホントに信じられないくらい、彼も革新的だよ。彼と仕事するのが大好きなんだ。 Anthony: 彼とは過去にも仕事をしてきましたよね。 Michael: うん、彼は僕のお気に入りの人の一人だよ・・・人としても、僕が世界一大好きな人のうちの一人なんだ。彼はホントにスウィートで親切な男だよ。ロドニーもすごく面白い。彼と一緒にいたら一日中笑うよ。彼はスタジオで自分の音楽をかけて、部屋中で踊り始めるんだよ。楽しいやつだね。 Anthony: コチラ、Getmusic がお送りしています。マイケル・ジャクソンと話しています、新しいアルバム『Invincible』が10月30日リリースです。Michaeljackson.com. をチェック、また、ご予約は Getmusic. にてどうぞ。 さて次の質問、ItsJackson さん、ホントの名前は Rachel、コネチカットから、「アルバム制作中に発明した新たなダンス・ムーヴはありますか?」 Michael: どのアルバムの時も最初のうちは、僕はダンスは停止するんだ。なぜなら僕は自分のやっていることに没頭して夢中になっているから、とても普通じゃないようなこととか、やってるんだよね。でも、いざ音楽がスタートすれば、もちろん僕は踊りだす。でもそれは、それ自体が湧き上がってくるものなんだ。僕は音楽を聴いてると、いろいろ新しいことが浮かんでくる。でもそれは、この先の新しいショート・フィルムでのお楽しみだね。いずれ見られるよ・・・今までに見たことないような革新的なことやムーヴが見られる。今流行ってるヒップホップとかはみんな、エアロビクスみたいになっちゃってるから、なんだか騒々しい感じにね。 Anthony: (笑)Simon の質問。さっきはみんなあなたと仕事をしたがるという話になりましたが、「マイケル、故人でも現在の人でも、あなたがデュエットしたいと思うのは?」 Michael: 過去なら、サラ・ヴォーンや、ナット・キング・コールのような方々だね。現在なら、ホイットニー・ヒューストンは素晴らしいし、バーバラ・ストライサンドも素晴らしい声を持ってるよね。ああいったアーティストの方々は、ホントにワンダフルだね。 Anthony: ここ数年のシーンに登場してきたアーティストたちの印象はいかがです?例えばブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラのような、大人気の若いポップ・スターたち。ほら、ブリトニーはあなたのショー(注・・・マジソン・スクエア・ガーデンでのMJソロ30THアニバーサリー)にも参加しましたね、彼女をどう感じましたか? Michael: 彼らはこれからの新世代だと思うよ。みんなとても良くやってる。そういったどのアーティストからも受ける印象は、スピアーズやクリスティーナみたいなね、彼らはみんな決然としている、っていうことなんだ。彼らのやり方は聞いている。彼らはダンス・ステップを・・・つまり、何か月もかけて、キチンとやれるようになるまでやるんだよね。本当に決然としているよ。僕は・・・僕はブリトニーには何度か会った、彼女はとてもスウィートで謙虚だったよ。彼女は僕の部屋に来て、僕らは静かに何時間も話をした。彼女はホント、うーん、バービー人形みたいだったよ。とても可愛くて、とても親切だった。 Part.4 へ続く |
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