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| | 【2024/04/17 06:14 】 TOP▲
元マネージャー・Raymone Bain, ボスの思い出を語る。Part.3
Part.2 からの続き Part.3
2005年、マイケル・ジャクソン

Raymone: サーカスだったわ。彼が法廷に出て行かなければならない直前のことよ。彼はこう言ったの、「こんなのいやだ──僕じゃないのに」。今現在、私が思っていることなんだけど、他の広報やマネージャーたちと比べて私が特異だったのは──彼の最初のゼネラル・マネージャーは私だと思うけど──彼との無条件のアクセスだったと思う。(普通は)人にアクセスするということは、手順を踏んで機会を取り付け、機会を得て、うまくいけば完了する、ということでしょ。
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Jamie: 私はあなたと一緒に部屋にいた。弁護士や人が大勢いて、彼らはあなたをそこから追い出そうとしてたわよね。

Raymone: それがボクシング中に起こったことよ。彼らは挑みかかってくるの、でも、お互い好き嫌いするのはやがて終わる。でも、こんな感じだったわね、この新参者は一体何者?今現在は違うわ、でも、何年かの間はそうだった。今、私はここアメリカで、そして国際的も、両方ですごく多くの経験をしてきたし、もう新参者じゃないもの。

Jamie: C. ドロレス・タッカーやビル・クリントン、マーティン・ルーサー・キング、ジェシー・ジャクソンのような人々──傑出していて、否定的な攻撃も受けるというような人々──彼らがどうやって、それでもしっかり振る舞い、職務を継続できるのか、私はずっと注目しているの。

Raymone: えぇ、裁判中のマイケルのようにね。まるで、あたかも彼は二つの人生を生きているようだったわ。彼は、自分の子どもたちがそのことから影響を受けるのはいやだった。私たちは多くのストレスを経験したの──毎朝8時30分に法廷に行くために目覚めるだけでもストレスよ。それから、彼は毎日そこを去る時に、裁判の荷物もストレスもすべて置き捨てて、「お父さん」に戻る──彼らの宿題を見てあげたり、彼らをアイスクリームを買いに連れて行ったり、映画に連れて行ったり──ただ、彼らに静かな時間を与えるの。彼は、ストレスや緊張や心配事や問題を、ドアの前に置いてきていた。彼は歩いてきて、まるで何もかもオーケイだ、というように姿を現すの、本当はそうではない時に。彼の生活は綱渡りだった。私は今でも、彼がどうやってそんなふうにしていたのか分からないわ。

Jamie: みんなはなんて?

Raymone: 子どもたちがベッドに入った後、それからが、彼が私や弁護士たちに電話する時間だった。彼は深夜に、会計士や他にもアドバイザーたちとの会合を持ってた。その後に、朝方の2時とか3時とかに私に電話してくることも時にはあったの、だからそれから寝るのはおそらく4時とか。それから、起きてまた法廷に行く。しかもそれは毎日で、何ヶ月もの間よ。

でも、私が人々にずっと言い続けてきたことの一つは、これよ──人はマイケルの記録に注目する、全世界で10億枚近くレコードを売っただとか、スリラー1億枚だとか、チャリティに3億ドルだとか・・・彼の「伝説」としてね。でも、これからも続いていく彼の本当の「伝説」は、彼の子どもたちよ。それこそが、彼の最も素晴らしい伝説なのよ。

Jamie: なぜそう言うの?

Raymone: なぜなら、彼は、親としてグレイトな仕事をやり遂げてきたもの。彼らは価値観を身につけたし、礼儀正しく、親切なの。

スタートレック、「長寿と繁栄を」Jamie: 日本でディズニーランドに行った時のこと覚えてる?彼、あの時、子どもたちが私に失礼なことをしたと思ったのよね。なぜかというと、彼らは私に、『スタートレック』に出てくる「Live long and prosper(長寿と繁栄を)」のサインをして見せたの。私が、「この子たちの方が私よりも上手いわね」なんて言ってると、彼は、子どもたちが失礼なことをやってると思ったのね。彼はこんな感じだった、「オゥ、失礼しました。だから僕は知らない人がまわりにいるのが苦手なんだよね、だって子どもたちが何をやらかすか分からないから」。
それにしても彼は、とてもとても礼儀正しかったわね。彼が1台の車に乗っていて、私たちは別の車で、人々がこの人に関していかにクレイジーかということを目撃したのはその時だったわ──みんな、高速でも道でも車でもバスでも何でも、彼のバンに触ろう、彼の手に触ろう、彼を見ようとして、みんな走ってくるのね。レイモン、私たちがディズニーランドに行った時、すごく慎重にバンを運転していかなければ進めなかった時のこと覚えてる?私、あんなの一度も見たことなかったわ。

Raymone: オゥ、それを言うなら、私はロンドンで、あやうく殺されかけたわ。ファンたちの衝突がものすごくて、私はほとんど通りに投げ出されるところだった。つまり、わざとじゃなくても、ただ、彼と一緒に旅するというのは、そういうものなの。でも、私が話していたのは、彼がどうやって、子どもたちとそういったことを分けていたのか、ということなの。私は、彼の日常で、どうやってそんなことが可能だったのか、分からない。

Jamie: 彼が裁判に突入していく時の彼の母親はどうだった?彼女も強い人だもの。

Raymone: 彼女はとても強いわ。彼女はただただ最高に良い人よ。私は彼女と電話で話す時にはいつもこう言っていたものよ、「あなたとマイケルはホントにそっくりだわ!」 彼らは同じ価値観を持っているし、同じ温かさを持ってる。彼らは、人を心地良く感じさせることができるの。セリーナとその家族と私がネヴァーランドに行った時の話に戻るけど、そこがどんなに快適だったことか。彼と過ごして、違う経験をしたという人もいるけれど、私はそんな人たちとは違うわ。彼は私に対して、一度も冷かったことがないの。私は彼のためにゼネラル・マネージャーとして働き始めたわけだけど、彼は、とても要求の多い人でもあったの、なぜなら、彼は自分がどこに行きたいか、何をしたいのか、ということをよく分かっていたから。人々は、マイケル・ジャクソンの間違ったイメージを持ってるわ。彼らは、ただ暗い部屋に座ってるのがマイケル、と思ってるんじゃないかしら、小さな、隅っこにね。なぜそんな印象を持つのか、私には分からない。何かで読んだり、とかが原因でしょうね。彼は明るいし──とても頭が良いわ。

Jamie: それに、あなたは彼と、言い争いになることもあったわね。

Raymone: そうよ、私たちは言い合ったわ!彼はこう言ったものよ、「レイモン・ベイン」。他の時はいつも「レイモン」なのに、彼は、何かについて怒っている時は「レイモン・ベイン」と言ったわ。彼が「レイモン・ベイン」って言うのが聞こえたら、私は、あぁ・・・と分かったの。聞いて、彼がイエスマンだけを好んだというような嘘を私は耳にした。それは本当ではないわ。マイケル・ジャクソンは、会話が成立する人が好きなの。違う意見でも。だから私は、チームをまとめる時には、それぞれとても独立した意見を持った人々を一緒に入れるのよ。

Jamie: 彼のチームは、どうやって選任したの?

Raymone: 彼らの評判に基づいて──それから、私が彼らについて知っていること。

Jamie: 彼のゼネラル・マネージャーになったのはいつ?

Raymone: 2006年の5月。

Jamie: これは裁判が終わった後よね?

Raymone: そうよ。裁判が終わって、彼はバーレーンに行った。(マイケルの兄)ジャーメインを通じてだと思うけど、彼はアブドラ皇太子と知り合っていて、彼らは裁判中にもたくさん話し合いを持っていたの。それで、アブドラ皇太子は彼に、罪が晴れた時にはこっちに来てほしいと伝えていた。アブドラ皇太子はずっと、「リラクゼーションと回復と休息」のために、とおっしゃっていたわ。彼はこの3つの言葉をいつも言ってた。「私はただ、私の兄弟に、ここに来て休息して、リラックスして、回復してほしいんだ」。

Jamie: でもあなたは、そうなる前に解雇されてしまった、そうじゃなかった?

Raymone: あぁ、本当は解雇されたんじゃないの、なぜかというと、私を解雇した人々には、そうする権限はなかったから。私は、マイケル・ジャクソンだけがサインした契約を持っていて、その契約には、マイケル・ジャクソンだけが私を解雇できると明記されてるの。

Jamie: じゃあ、何があったの?

Raymone: それはただ、主導権と、ある事々に対して同意できなかった人々の問題なの。意見が合わない人間がいたら、人は時には、そこから反対者を取り除こうとすることがあるものよ。それが私に起こった、6月10日の金曜日にね。週末に向けて、報道陣が去っていたわ。私たちは、裁判を追っている3000人かそれ以上のメンバーを日々相手にしていたんだけど、みんな、評決は来週以降に持ち越しだと考えて、立ち去っていた。それで私は、「オーケイ、私もワシントンの家に帰って、落ち着くことにしよう」と決めた。

Sabrina: 解雇は誰が?

Raymone: ランディ・ジャクソンがその手紙を私に送ってきたの。私は、ワシントンに帰って、一息ついて、それから戻らせて、と言った。だって、私はそんなふうに諦めたくなかったから。でも、私が週末に家に帰ったのは間違った選択だったの、なぜなら、いやはやビックリ、13日のその朝、私はマイケルから電話を受けて、彼は、どうなってるのか自分は知らなかった、私が戻ることが必要なんだと言ってるの。彼が電話してきた時、私は戻るための手続きの途中だったんだけど、彼は、評決が出そうだと連絡がきたんだと言うの。

Jamie: その時、あなたは私にも来るようにって電話してきたんじゃなかった?

Raymone: そう、私は、「ジェイミー、たった今、マイケルと話したわ!彼、法廷に向かってるところよ!」 あなたは言った、「オゥ、私、倒れそう」。
私はそこに駆けつけることはできなかった。向こうはカリフォルニアで、私が現地に駆けつけることは不可能だったの。それに、ほら、全世界で、私は解雇された、ということだったし。信じない人は、一人か二人はいたわよ。私はその夜、アンダーソン・クーパーの番組に出たわ。彼はその件で買収されていなかったから、私を出してくれたの。

Part.4 に続く 
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| MJ本人以外の発言、記事 | コメント(0) | トラックバック() | 【2009/09/01 06:30 】 TOP▲
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