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| | 【2024/05/17 21:14 】 TOP▲
元マネージャー・Raymone Bain, ボスの思い出を語る。Part.6
リハーサル中のマイケル、2009年Part.5 からの続き Part.6


Jamie: 彼は自分の側の人間との連絡をやめてしまっていたの?

Raymone: 私はこう思ってる、彼は、遠ざけられていたの。彼は家に、電話を持っていなかったことが明らかになったのよ。

Jamie: 一度など、彼の母親が彼にたどりつけなかった、そうでしょう?

Raymone: えぇ。彼らはマイケルを遠ざけるようにしていて、私は彼に接触するためにできる限りのことを全部やってみたわ。私は門をよじ登る以外のことは全部やってみた、よじ登っていればよかったと時々思うわ。
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Jamie: あなたは何かがおかしいと分かっていたからなのね?

Raymone: 分かっていた。私は何かがマズイのだと分かったの、なぜならマイケル・ジャクソンなら電話をしてきたはずだもの。短い時間しかかけなかったかもしれないけど、でも彼は電話してきたものよ。彼はたとえ私と意見が合わなかったとしても、私に知らせてくれていたものなの。つまり、ほら、私たちはキスしたりハグしたり、という会話はしなかったわ。つまり、私は組織を動かしていたし、私たちはほんの些細なことにおいて意見が食い違うこともあった。ほら、彼は私を怒鳴りつけることもあったけど、でもいつも電話をかけ直してくるほど十分に親切だった。彼は元々、「僕が悪かった」なんて言う人ではないけど、話題を変えたものよ。「さて、じゃあ、僕たち何をすればいいんだっけ?今、何て言った?」とか、そういう感じにね。

Jamie: じゃあ、マイケルの母親は本当に怖がっていたわね。

Raymone: 私たち全員そうよ、去年(2008年)の10月からね。手紙も書いたし、電話もしたわ。私が電話番号を手に入れるたびに、番号が変わっていたの。

Jamie: どうしてそんな心配をするように?

Raymone: 私が目にしたそんなパターンの態度は、彼のものじゃないの。

Jamie: 彼の母親が彼に接触できなかった時からは、特に?

Raymone: そんなこと、いつものことではなかったもの。長年のスタッフがやめさせられるのを見たの。彼らは皆、何かがおかしいということを知り得たり、家族や古い仲間やアドバイザーなどの外部の人々に接触できる立場の人たちだった──それがいまや、誰もいなくなった。私が知っていたマイケル・ジャクソンは、電話で話をしたし、会合を指揮したし、彼には油断がなくて、アグレッシヴだったわ。彼はどこへ行きたいか、何をしたいかを分かってたの──本当に、分かっていたの。私がそう言っても、プレスは信じなかったと思うわ。でも、私は彼のためにすごくたくさん会合を設置してきたけど、誰もがこう言いながら帰って行くのよ。「オゥ、なんてこった、彼はとても頭が良い、彼はよく喋る、彼はすごく温かい、彼はすごく気配りが良い」。

Jamie: そしてその時は、彼はあのツアーをやりたかったんでしょ、レイモン?あなたはその立ち上げに関わった一人ですもの。

Raymone: 私がマイケルと話をするようになってからの全期間を通じて、雇われる以前からでさえ、彼はいつも、障害物に打ち勝って、自分の最高の仕事をするんだ、ということを話していたわ。今の世の中の若い世代の人たちはみんな丸ごと、(彼がパフォームするところを見るという)利益を受けていなくて、彼はそのことを分かってた。だから彼は、復帰して自分のベストの仕事をやりたいと思っていたの。彼はパフォームすることが大好きだった、だけどそれは、彼のペースでなければいけないわ。なぜなら彼は、私にいつもこう言ってた、「僕は6歳の時から表に立ってきて、もうただツアーするためのツアーはやる必要がないんだ。それは僕じゃない。僕はイベントがやりたい。僕がやりたいのは、たとえばバーナム&ベイリー(=アメリカの巨大サーカス団)みたいな。僕は来てくれた人たちに、何か非日常的な体験を味わってほしいんだ」。

マイケル・ジャクソンはトレンドセッターだったわ。彼が着ていたファッションはいまだにポピュラーだし、ブランドのデザイナーたちは15年か20年も前に彼が着ていたものにそっくりな作品を今も出しているんだもの。

Jamie: レイモン、無罪放免となった後、人々は彼をどのように扱ったのかしら?つまりね、裁判中、あなたは私に、何人かのスターに連絡をさせたわね、彼らにただ電話してもらうために。

Raymone: で、彼らは電話をくれなかったわ。

Jamie: それから、しばらく後、彼はそれでも多くの人に連絡を送った。

Raymone: えぇ、マイケルは彼らに、(ハリケーン・)カトリーナ救援アルバムに参加してほしかったんだけど、彼らは参加しなかった。理由が何であれ、とにかく彼らはしてくれなかったわ。

Jamie: 彼はそのことをどう感じたかしら?

Raymone: 彼はただ進み続けたわ。彼らがやりたかろうが、そうでなかろうがね。

Jamie: 彼は大変な痛みの中にいたに違いないわ、人々の彼への扱い方、彼についての話し方。

Raymone: 彼を痛めつけたことは、自分が人から児童虐待者だと思われたくはなかったということよ。彼には絶対に、子どもを傷つけることはできない。私たちがサンタ・マリアに出かけていったことは、恐ろしい時間と経験だった。町の人は私たちに対して素晴らしい人たちだったけれど、そこには世界の報道陣がいたし、その数はものすごくて、私は毎晩、大勢とテレビでバトルを繰り広げたわけよ。そして、彼が無罪になった一方で、世論調査の結果が示したのは、アメリカの大衆の大半は、メディアから聞いたことに基づいて、マイケルは有罪だと考えた、というものだった。人々の意見を引っくり返すのは大変なことだわ。これが最も、彼を傷つけたことよ。

私が思うに、彼の音楽にしろ、彼の復活にしろ、人々はそんなことはほとんどどうでもよかったの。私は変化を見てきた、だって、彼らはマイケル・ジャクソンについて何と書いていようが──「マイケル・ジャクソン、10億ドルをどうのこうの」とか、「マイケル・ジャクソン、児童虐待の容疑を受け無罪となった・・・」とかになってしまう。彼らはいつもそういう言い方なの。いつもこう、「マイケル・ジャクソン、かっこ、児童虐待の容疑を受け、2005年に無罪判決、かっこ閉じる」。

『ルオモ・ヴォーグ』マイケル特集号ここ2、3年で、私は徐々に変化を見てきたわ。特に、雑誌『EBONY』の表紙撮影の後、これは彼が2007年にやったものだけど、それと、雑誌『L'UOMO VOGUE』もね。私は彼が超越しているのを見たのよ・・・でもちょっと待って。人々がマイケルに対してすごく過酷だった理由の一つは、彼が人々と交わらなかったからだと私は思うの。だから私は言った、「あぁ!これが私のゴールの一つだわ、彼をもっと親しみやすくするのよ」、で、彼はそうしたの。彼はもっと会合を持つようになったし、ディナーに出かけるようにしたわ──彼は(ロベルト・)カヴァリや大勢の人たちとのディナーに行ったわ──それにランチ・ミーティングやディナー・ミーティング。彼は出かけた。ほら、人はすごくたくさんの誤解をしていて、もし彼らが、お互い相互作用を働きかけることがなかったら、誤解を修正することはできないの。人は、相手に触れたり実感したりできなければ、読んだ物を信じてしまって、比較する対象が何もない状態でしょ。彼はより、親しみやすくなったわ。去年はどうして、彼はあんなふうに近づき難かったのか、なぜだか分からない。公の場での彼を一度だけ覚えてるわ、それは「プラネット・ハリウッド」でだった。

Part.7 に続く 
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