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| | 【2017/10/20 12:15 】 TOP▲
2001年、オックスフォード大学での講演。Part.0(解説・感想)
KING OF POPが、何故に大学で講演?と不思議に思っている人もいるかもしれないので、蛇足ながら、少し解説を。
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2001年、マイケルは、英名門オックスフォード大学にて、自身初となる本格的な講演を行いました。マイケルが支援者らとともに行っていた『ヒール・ザ・キッズ』という活動についてのイニシアチブ、これが講演の核です。

マイケルは自ら設立したチャリティ『ヒール・ザ・ワールド』をはじめとして、数え切れないほどのチャリティ活動を行ってきました。それは、単に歌を歌ってお金を集め、それを寄付するというだけではなく、また、自ら世界中の病院を訪問し、難病の子どもたちを勇気づけて歩いただけでもありません。サラエボやグルジアといった紛争地帯や、タイ農村部などの子どもたちへの物資や給食の支援、また世界各地での学校や病院建設、ロサンゼルスなどの大都市で問題となっている薬物濫用から若者を守るためのキャンペーンなどなど、活動の規模と範囲は、ここには書き切れないほどの巨大なものです。

有名人が行うチャリティ活動は、どれもPRのためだとか、余り金を配って自己満足しているだけだといったイメージを持っている人が、もしかしたらいるかもしれません。少なくともマイケルの場合は、それはまったく当てはまりません。マイケルが莫大な金額をチャリティに投じてきたことは事実ですが、彼が真に費やしてきたのは、ばら撒き金ではなく、むしろ「彼自身」、つまり、労力や時間、砕いてきた心や知恵です。

マイケル自身、スピーチのなかで、「今日、私は POP のアイコンとしてここにいるのではありません」と話していますが、ダンスも歌も派手な演出もなし、彼らしい黒いスーツを完璧に着こなして、いつもの穏やかな調子で話すマイケル。正直言って私は、この文章を初めて読んだ時点ですでに長いことファンをやってきたつもりでしたが、初めてマイケルの歌を聴いた時と同じくらいの衝撃と感銘を受けました。その内容に本当にビックリしました、この人から、もしも歌やダンスを全部取り上げたとしても、まだこんなに神様はギフトを背負わせているのか!と。

この講演の中で、マイケルは自らの実体験を涙ながらに語ります。とはいえ、マイケルはこのスピーチを、同情を買おうとか、自分自分、という話ではまったくありません。もしもそう望めば、「何もせずに」のほほんと何不自由なく暮らしていくことも出来たであろうセレブなマイケル・ジャクソンが、なぜこれほどまでに世界の将来に危機感を抱き、信念を胸に、病院巡りやチャリティ活動に奔走せねばならなかったのか。そこにはどんな理念と理論があり、最終的な達成へのヴィジョンがあるのか。
そういったことが、非常に分かりやすい言葉で語られていきます。

この講演の全文は、日本語にも翻訳されて、『公認写真集 KING OF POP』に掲載されています。素晴らしい本なので、ぜひたくさんの人に手にとって欲しいと思うのですが、大型本で、価格もやや高めなのですぐに手に入らない、という場合もあるかと思います。英語ですが全文が公式サイト内にてアップされていますので、興味のある方はぜひどうぞ。

マイケルのオックスフォード大スピーチ、必読

英語圏の10代のファンの書き込みで、「とても感動したので片時も忘れないように印刷して勉強机の壁に貼っています」というものが目に付きましたが、その気持ちはミラもすごくよく分かる。

真理を捉えているだけでなく、けっして難解にならず、誰にでも分かるようにとマイケルが丁寧に言葉を選び、体験談やジョークを交え構成した綿密なスピーチです。

肉声の録音を聞くと分かるのですが、最初の方はさすがのマイケルも少し緊張気味なのか、原稿を読んでいるような固さが感じられますが、徐々に声のトーンが変わり、会場の聴衆に本当に心の底から語りかけているのが伝わります。
マイケルは、どうしても伝えたかった、伝えなければならなかった。それが使命だとマイケルは知っていた。そういうスピーチだったと、強く思います。

また、親子の関係修復が主題のこの講演では、マイケル自身の人生と家族への想いが彼自身の言葉で語られており、これによりかなり多くの誤解が解けるだろうと思います。
世間では、ステレオタイプなMJのイメージとして、「自分の子ども時代の不幸やお父さんからの虐待を公然と愚痴り続けている、哀れなピーターパン症候群の代表」という、間違った認識がいまだに残っているかもしれません。しかし実際のマイケルは、そんなステージは、少なくともこの時点で完全に乗り越えているということが、ハッキリと語られています。

肉声での収録もアップされています。ファンタスティック!

Part.1


Part.2Part.3Part.4

翻訳リクエストがとても多いスピーチなので、おせっかいながら、和訳を付けました。長いので動画に合わせて4部に分けてます。なお、『写真集 KING OF POP』を参考にしていますが、いくつか修正を加えています。必ずしも本の文章とは一致しません、ご了承を。

※なお、この講演やこの時期のマイケルの謝辞にたびたび名が挙がるシュムリー・ボテツ師は、ヒール・ザ・キッズ活動や、この時期のマイケルの思索全般に大きな影響を与えた人物で、一時期は家族ぐるみでの親交を温めた仲でした。が、とても残念なことに(そして、ありがちなことですが)、後に「思惑が一致しない」という段階になると、マイケルの人格を中傷する言動を行うようになります。あげく、本人の死後になって、この時期にストックしておいたインタビュー素材に自身の「注釈」を添えたインタビュー本を(勝手に)出版し、一儲け。したたかな人物です。そんなわけで、ボテツ師に関しては後味悪く苦々しく思うMJファンも多いのですが、この講演自体は、ボテツ師とマイケルが共に尽力した共同作業の一つの結晶として、評価すべき面があると思います。
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| オックスフォード大学での講演、『ヒール・ザ・キッズ』 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【2001/03/06 23:17 】 TOP▲
公認写真集 『MICHAEL JACKSON KING OF POP』ホーム2001年、オックスフォード大学での講演。Part.1
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