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| | 【2024/05/08 22:29 】 TOP▲
雑誌『EBONY』、1984年12月号。Part.1
雑誌『EBONY』、1984年12月号。
制服好き全開なマイケル、この表紙は背景が空ですが、パイロットのコスプレなのでしょうか、ポーズ決めててカッコいいですね

多くの記録を塗り替えてしまったこの時期はすでに、メディアにおける異常なマイケル潰しが熾烈さを増してきており、「言葉少ない本人にかわり、対抗して『EBONY』誌がマイケルをディフェンスする」という形が(これ以降もずっと)定着。そういう面では内容的にはちょっと悲しくもありますが、創刊者ジョンソン氏による明快でパワフルな記事と、青空の表紙がとてもさわやか。後半、インタビューでは、歩くプリティ・ヤング・シング、この26歳の成熟した人生観、旅、ドラッグ、歌に込めるメッセージ、友情、信仰などを語ります。

雑誌『EBONY』、1984年。
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マイケルが表紙を飾った『EBONY』誌はどの号もファンの間で根強い人気がありますが、年代が古くなるにつれ、オークションなどでもトレードされている数量自体が少なくなってきて(価格ももちろんそれなりにしてきます)、よほどのコレクターでない限り、現物を手にする機会はなかなかないと思います。うーん、読みたかったのに残念!・・・と思いきや、この号を含む『EBONY』バックナンバーに関しては、実はインターネット上でかなりしっかりと閲覧が可能です。そう、賛否両論の渦中にある、Googleの書籍検索。オリジナルの記事に興味がある人は、ぜひ参照してみてね。

Google 書籍検索  EBONY "The Michael Jackson Nobody Knows" で検索



The Michael Jackson Nobody Knows (誰も知らないマイケル・ジャクソン)
By Robert E. Johnson (『EBONY/Jet』誌・創刊者)

マイケル・ジャクソン、ジャクソンズ、ヴィクトリー・ツアージャクソンズの運動的で魅力的なリーダーとして、その1984年ヴィクトリー・ツアーはショー・ビジネスの歴史上最大の観客たちを魅了し、最もチケットを売ったマイケル・ジャクソンは、カテゴリーを超越した途方もない人間だ。

彼は20年間にわたり人前に立ち続けてきて、ずっと優れていたわけだが、この歌手/ソングライター/ダンサー、そして役者でもある26歳は、スーパー・スーパー・スターとは認識されていなかったのである、彼のアルバム『スリラー』が史上最大売り上げのLPとなるまでは。あれから、彼については多くのことが書かれているが、スーパースターの影の男はいまだにミステリーであり、メディアの謎だ。

白人系メディアのマイケル・ジャクソンは、ほとんどがゴシップや噂、インチキや、時には中傷を通して描かれるが、それは、1970年にインディアナ州ゲイリーのスティール・タウンの無名の存在から浮上してきた頃からずっと私が目にしてきてレポートしてきた、「あの」マイケルではない。あのマイケル・ジャクソンは──知られざるマイケル・ジャクソンだ──温かく、繊細で、力強く、人生の不可思議さに鋭く意識を持っているし、そして、白人系メディアの相次ぐ嘘にうんざりしている。その時彼が言ったことは、彼のマネージャー、フランク・ディレオを通じて記者会見で発表された、とても普通でははない、そして赤裸々な声明に反映された:

『これまでしばらく、私は、私に関して広められてきた多くの虚偽に対して公に反応するべきかどうかということに関して、自分の自制心を探し求めてきました。私は、これらの申し立ての不公正さと、私の親しい人たちが苦しんでいる広範囲に及ぶ心的外傷、これらに基づき、この声明を発表することに決めました。』

『私は、自分の努力が認められて恩恵を受けてきたことを、とても幸運に感じています。このように認められることはまた、その人を慕う世界中のファンたちに対しての責任を、同時にもたらします。パフォーマーたちはつねに、若い人たちにお手本を示すロール・モデル(模範となる人)の役割を果たすべきです。 多くの人が実際のところ、現在にわかに相次ぐ間違った非難を信じてしまっていることが、私は悲しいのです。』

『最後に──私は文字通り「終わり」に、と言っているのですが──

『ノー!私は高い声を維持するためにホルモン摂取などしていません。』
『ノー!私は頬骨にいかなる手直しも加えていません。』
『ノー!私はけっして、目に整形手術を行ってなどいません。』
『イエス!!いつか将来、私は結婚して家族を持つつもりです。逆のことを言うものはどれも、単純に、事実ではありません。』

『今後、新たな幻想話が印刷されれば、私は弁護士に相談し、不法行為に対する法的措置も辞さず、法の及ぶ最大範囲で、すべての罪を起訴する所存です。』

『前々から言っているように、私は子どもたちを愛しています。皆さんご存知のように、子どもたちはとても感受性が豊かで、それゆえに、こういった作り話にも影響され易いのです。もうすでにこの恐ろしい中傷に傷つけられた人たちも何人かいることを、私は確信しています。彼らの称賛に加え、私は彼らの尊敬を守り続けていきたいと思っています。』

マイケル・ジョセフ・ジャクソン──そのミドルネームは彼の父親の名だ──は、昔ながらの方法で尊敬を獲得したのだ、彼が『世界で最もグレイトなエンターテイナー』のタイトルを獲得したのと、同じ方法で。

彼のアルバム『スリラー』は、3500万枚を越える売り上げを記録し、そして今も売れ続けている。アルバムの卸値5ドルのうちから、彼は推定2ドルを獲得、そして全世界での売り上げからおよそ7000万ドルをポケットに入れてきた。
Michael Jackson グラミー賞
彼は自らのビジネスを操縦する会社を組織し、いまやその先頭に立つ。そのうちの、「Michael Jackson, Inc.」は、彼のアルバムやビデオの印税からの利益を扱う; 「Experiments In Sound」は、レコーディングの新技術を扱う; 「Optimum Productions」は、彼のミュージック・ビデオ、そして他のアーティストのレコードのビデオ・バージョンの制作を行う。

レコードとビデオの賞のトップ・ウィナー、彼は前代未聞の8つのアメリカン・ミュージック・アワード、記録破りの8つのグラミー賞、そしてMTVビデオ・アワードを受け取った。

Part.2 に続く 
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| 発言、インタビュー/テキスト | コメント(1) | トラックバック() | 【1984/12/01 04:20 】 TOP▲
マイケルから、ファンへの紙飛行機。ホーム雑誌『EBONY』、1984年12月号。Part.2
コメント

初めまして。

この記事、何度か目にしていますけど、
ミラさんの訳で初めて涙が出ました。
やっぱりマイケルって最高にcoolです!!!!
強くて聡明で‥優しい。。

最高に素敵なヒトですね。
どれだけ彼に「ありがとう」を伝えても伝えきれません。

あぁ、『EBONY』にも「ありがとう」と言いたい!!

ミラさん、LOVEです♪  
| ゆー。 | | 編集 | 【2010/03/03 21:56】 TOP▲
はじめまして、私もよく、涙を流しながらインタビューを読んでいますよ!
はじめまして、ゆー。さん、コメントありがとう!
26歳のマイケル、本当にしっかりしていますよね・・・でも所々、やっぱり笑いが取れる男だ! マイク、そこは男子の君の方から先に女優をダンスに誘わなきゃ・・・!とか、君が素っ裸でステージにのこのこ出てきたら、ある意味、他のゴシップ全部、一瞬で吹っ飛ぶよ・・・とか。
冗談さておき、本当に、最高ですね。タイムマシンがあったら、私は83年とか84年あたりの「スリラー、ヴィクトリー旋風」をリアルで目撃してみたいです!
| 管理人ミラ | 【2010/03/13 18:14】 TOP▲

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